岡山市北区の天満屋岡山店で開催中の自閉症の画家、石村嘉成さんの個展会場を元サッカー日本代表監督の岡田武史さんが訪れました。

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石村作品の魅力を1人でも多くの人に知って欲しいと、父親の和徳さんと温めている夢も語りました。

ティラノサウルスの絵の前で石村嘉成さんは岡田さんに話します。

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(石村嘉成さん)
「朝早くから頑張って苦労して描いたのもティラノサウルスのこの体の部分のイボ」
(岡田さん)
「このイボを描くのに朝早くから頑張ったんだ」
(石村嘉成さん)
「そうです」

岡田さんは、サッカーJ3・FC今治を運営する「今治.夢スポーツ」の会長をつとめている縁で、同じ愛媛県で活動する石村さんと交流があります。

岡田さんは石村嘉成さんの作品の魅力を語ります。

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(岡田さん)
「まずは色。色使いと構図。例えば普通だったらこんなキャンバスの中におさめるのをわざとかどうか知らないけどはみ出していたり、それで目がなんか生き生きとしていたりまた、彼が直接言うように悩んでいる目だったり寂しい目だったりそういうのをちゃんと表しているからね。どうしたらちゃんと表せるのか分からないけど。やっぱり伝わってきますよね。そこが凄いところだと思います」

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(石村嘉成さん)「ありがとうございます」
(岡田さん)「たくさんお客さん来てるだろ?」
(嘉成さん)「はい。最高です」
(岡田さん)「最高だよ」
(嘉成さん)「監督ってサッカー?」
(岡田さん)苦笑
(岡田さん)
「彼はあのままでいいですよ。もう。無邪気な元気さから勇気をもらいますね。もっと世の中の人に見てもらいたいと思い始めて、ちょっと美術館でも作りませんかってお父さん(和徳さん)と今相談しているんだけど」

「石村嘉成展 生きものバンザイ!」は、岡山市北区の天満屋岡山店6階葦川会館で5月12日まで開催しています。