今年1月からの3か月間、岡山県内を宿泊した外国人の宿泊者数が、前の年の同時期と比べ約160%増加したことが分かりました。

観光庁が公表した「宿泊旅行統計調査」を岡山県が独自で取りまとめたものです。それによりますと、今年1月から3月まで観光やビジネスを目的に県内を宿泊した外国人の人数は延べ10万4740人で前の年の同じ時期と比べ、159.2%増加しました。

国や地域別にみると、台湾が約3万5000人で全体の3割以上を占めています。続いて、中国約1万2000人、韓国約1万人とアジア圏が中心となっていて、アメリカやフランスなどの欧米諸国の人は合わせて約1万3000人でした。

外国人の宿泊者増加の背景に、県では「円安によるインバウンド客」や「海外と岡山空港を結ぶ直行便の再開」などが影響していると分析しています。