窃盗の罪に問われていた香川県の英明高校出身で元プロ野球選手の松本竜也被告に、高松地裁は、懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、元プロ野球・巨人の投手で、高松市の清掃業・松本竜也被告(31)です。

判決によりますと、今年1月9日から12日までの間に、高松市内の男性のアパートに清掃作業に入った際、部屋から時価33万円相当の腕時計2点を盗んだ罪に問われていました。

公判の中で松本被告は「いろんな人に迷惑をかけて申し訳なかった。今後こういうことがないよう約束します」と述べました。

高松地裁の深野英一裁判官は、「犯行は身勝手で被害を軽視することはできないが、罪を素直に認め、示談が成立している」などとして懲役1年6か月、執行猶予3年の判決を言い渡しました。

松本被告は英明高校(香川県)の投手として甲子園に出場したあと、2012年にドラフト1位でプロ野球・巨人に入団しましたが、2015年、野球賭博に関与していたとしてNPB・日本野球機構から「無期失格」の処分を受けました。