国内最大規模の産廃不法投棄現場 香川県の豊島を中学生が訪れる「すべてのものは豊島の外から来た」

RSK山陽放送6/16(月)20:00

公害調停成立から25年の節目を迎えた香川県の豊島を、県外の中学生が訪れました。国内最大規模の産廃不法投棄事件の現場を、自分たちの目で確かめました。

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風光明媚な瀬戸内海に浮かぶ小さな島に、かつて大量のゴミが持ち込まれました。

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この日、豊島に環境学習に訪れたのは滋賀県草津市の中学1年生、約70人です。NPO法人瀬戸内オリーブ基金が、事件の教訓を次の世代にと昨年から受け入れています。「豊島のこころ資料館」では、不法投棄された産業廃棄物を目の当たりにしました。

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(廃棄物対策豊島住民会議 安岐正三さん)
「ここにあるのがその産業廃棄物の実物です。ここにあるすべてのものは豊島の外から来た。豊島のものは一粒もありません」

都会から持ち込まれたのは自動車解体ゴミや廃油などの産業廃棄物

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都会から持ち込まれたのは自動車解体ゴミや廃油などの産業廃棄物。大量生産、大量消費の時代のツケは地方に押し付けられました。豊島住民の先頭に立った安岐さんが、生徒たちに伝えます。

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(廃棄物対策豊島住民会議 安岐正三さん)
「みなさんが着いた港に産業廃棄物が大量に持ち込まれて、そして今通って来た道を通ってここに持ち込まれて燃やした。毎日毎日カラスの鳴かない日があっても、西の山から産業廃棄物の燃える煙が消えたことは一日もない」

(見学した生徒)
「どんな事件だったのか、人々の悲しみを聴いているだけだったけど、自分もそういう気持ちになりました」

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県が謝罪し、原状回復を約束した公害調停から四半世紀。90万トンを超える産廃は撤去し整地されましたが、豊かな自然を取りもどすにはまだまだ時間がかかります。

(見学した生徒)
「(事前学習で)動画を見た時よりもきれいになっていて本当に感心しました。ごみの分別などしっかりして、これからの未来につなげていきたいと思いました」

(廃棄物対策豊島住民会議 安岐正三さん)
「こういうことをやると取り返しのつかない、膨大なエネルギーと時間がいる。われわれが目指すべき社会というのはどうなのか、持続可能な社会を目指すべきではないか。みんなの一人ひとりの目で見て耳で聴いて頭で考えて、手足で行動してくれる、そういう人間になってほしいと思います」

不法投棄の現場を視察などで訪れた人はこれまでに4万を超えたといいます。同じ過ちがどこかで繰り返されないようにと「学びの島」の活動が続きます。

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