国スポの強化指定選手に認定され、決意を述べる三養基高剣道部の石松美咲さん=佐賀市文化会館

 全国大会や国際大会での活躍が期待される佐賀県ゆかりのスポーツ選手らを県が認定するセレモニーが25日、佐賀市文化会館で開かれた。「SSPアスリート」や「トップコーチ」など、それぞれ実施していた認定式を初めて合同で開催。約600人が参加し、「ALL SAGA」アスリートとして一丸となって秋の国民スポーツ大会などに臨むことを誓った。

 SSPアスリートには、世界で活躍が期待される「トップアスリート」、高校生以上が対象の「ライジングアスリート」、中高生の「ホープアスリート」に本年度新たに計116人が選ばれ、認定者数は計441人。優れた指導者を選ぶトップコーチは、新規の5人が加わり33人となった。

 強化拠点となる高校や地域、企業チームや、今年の国スポの強化指定選手、25年以降の国スポで活躍が期待されるネクスト選手も認定された。

 山口祥義知事は「各競技の選手や指導者が『ALL SAGA』の仲間だと強く感じ、頑張ることが全員の励みになる」と激励。強化指定選手に認定された三養基高剣道部の石松美咲選手が「認定を受けた全員がうれしさと気持ちの高まりを感じている。声援を力に変え、必ず天皇杯を獲得する」と国スポへの決意を述べた。(中村健人)