パソコンの「サポート詐欺」については、少しずつ認知度が高まってきているようです。しかし、実際に自分のパソコンに「ウイルス感染」の警告画面が表示されたり、警告音が流れたりすると、詐欺かもと疑いつつも操作ができなくなる状況に困り果て、「Microsoft」や「サポートセンター」といった文言を信じて、電話してしまう人が多いようです。

 まずは、電話をしないというのが大前提です。パソコンは閉じるボタンや画面切り替えができないため、強制終了させる必要があります。Windowsの場合、CtrlキーとAltキーを押しながらDeleteキーを押し、次に「サインアウト」します。ただし、この操作は作業中のデータを保存できません。

 その後は通常通りにパソコンを再起動すれば、警告画面は表示されなくなります。なお、この詐欺画面が現れるタイミングは特定できません。怪しいサイトや悪質なサイトを開いたからというわけではありません。どこに仕込まれているか分からないため、警告画面が出ても冷静に対処するようにしてください。