「日向木挽唄」をうたい、小学校高学年の部で優勝した渕愛希那さん=多久市中央公民館

 全国大会の予選を兼ねた民謡民舞少年少女西九州大会が4月28日、多久市中央公民館であり、佐賀、長崎両県から出場した約30人が、日頃の稽古で磨いた歌声を披露した。

 園児から中学生の4部門で実施。出場者は華やかな着物や法被などをまとい、岸川節や佐賀タンス長持唄などを伸びやかに堂々とうたい上げた。

 幼年の部は金子千夏さん(佐賀市)、小学校低学年の部は水田唯菜(ゆな)さん(小城市)、同高学年の部は渕愛希那(あきな)さん(伊万里市)、中学生の部は田中統我(とうが)さん(佐世保市)が優勝した。幼年を除く3部門の上位入賞者は、8月に東京で開かれる全国大会の出場権を獲得した。

 会場では、第13回西九州シニア民謡選手権大会も開かれ、古希の部(70〜72歳)から傘寿の部(81歳以上)の4部門に計87人がエントリーし、自慢の歌声を競った。(古川浩司)

 ※上位入賞者は後日、みんなの表彰で紹介します。