プチプチとした食感が楽しめる食パン

 西九州大短大部(佐賀市)と長崎短大(佐世保市)の学生が、もち麦を使ったレシピを開発した。もち麦の需要拡大を目指す多久市の永石農産(永石憲彦代表)の依頼を受けて取り組み、フォンダンショコラや春巻きなどのレシピをつくった。

 8年ほど前からのもち麦ブームが落ち着き、「まずは存在を知ってもらうきっかけになれば」と永石代表が昨春、西九州大短大部に相談した。連携する長崎短大の学生も一緒にレシピ開発に着手し、おやきや食パン、おはぎ、ポタージュなど、手軽に取り入れられるレシピを考案した。それぞれの短大のウェブサイトで見ることができる。

 永石代表は「高齢で続けられない農家の畑でももち麦を育てていきたい。そのためにも、需要を高めることができたら」と話す。もち麦はコムボックス佐賀駅前内のAコープなどで販売している。(福本真理)