ソフトウエア開発のオプティム(本店・佐賀市、菅谷俊二社長)が15日発表した2024年3月期連結決算は、売上高が前期比10・4%増の102億4300万円で、24期連続で過去最高となった。経常利益は同12・8%増の18億4400万円で増収増益だった。純利益は同21・7%増の11億7100万円。

 ドローンによる農薬散布や、電子帳簿保存法に対応した契約書管理など産業別のデジタルトランスフォーメーション(DX)に特化したサービスへの積極投資が奏功し、急成長した。売り上げ全体に占める割合は前期から4・7ポイント増えて42・5%に伸長。モバイル端末を管理する法人向けサービスも堅調に推移した。

 25年3月期の連結業績予想は、売上高113億円を見込む。経常利益と純利益は、関連会社の業績見通しが不透明であることから、非開示としている。(小島発樹)