今年3月に店頭で本にサインをしてファンと交流する今村翔吾さん(左)=佐賀市の佐賀之書店

 佐賀市のJR佐賀駅内にある「佐賀之書店」のオーナーで直木賞作家の今村翔吾さんが6月9日、同駅構内の「サガハツスクエア」でトーク&サイン会を開く。新刊『海を破る者』(文芸春秋、2200円)の刊行を記念して、今村さんが持ち前のサービス精神でファンを楽しませる。

 同書は元寇(げんこう)に立ち向かった伊予国(現・愛媛県松山市)の武将河野通有の活躍と葛藤を描く歴史大河小説。5月24日の発売を控え、話題を集めている。今村さんは昨年12月に佐賀駅で書店を開き、先月27日にも東京・神田神保町でシェア型書店「ほんまる」を開店させた。

 トークショーは13時、サイン会は13時半から。定員は60人で、店頭か電話で受け付ける優先座席は先着25人。サイン会では、事前に佐賀之書店で購入した書籍に今村さんがサインをする。会場内で立ち見観覧も可能。問い合わせは佐賀之書店、電話0952(97)4883。(花木芙美)