昨年5月に開かれた佐賀邦楽芸能祭=佐賀市文化会館

 第52回佐賀邦楽芸能祭が19日午前10時から、佐賀市文化会館で開かれる。佐賀邦楽芸能協会(泉月之介会長)が主催し、吟詠や箏など7分野から13団体が出演。分野を横断したコラボレーション企画などで華やかなステージを見せる。

 50周年記念となった2022年の芸能祭で好評を博した合同演目を今年も企画した。佐賀四方㐂會(よもぎかい)、琴郁(きんゆう)会、和太鼓「葉隠」は明日への希望を表現する「暁光」、吟道佐賀松風会と大和太鼓保存会は楠木正成の功績を伝える「大楠公」で共演する。フィナーレでは全社中による総踊り「佐賀ん町炭坑節」で盛り上がる。

 泉会長は没後150年を迎えた江藤新平を日舞で悼む。「古典を大事にしながらも新しい風を取り入れ、時代に取り残されずに邦楽を次世代へつないでいきたい」と話す。

 入場料は1500円。問い合わせは八木さん、電話090(3197)7575。(花木芙美)