九州龍谷短大メディアコースで講義する川浪秀之さん=鳥栖市

 佐賀で小説・シナリオを執筆し映像製作を手がける川浪秀之さん(52)が、鳥栖市の九州龍谷短大メディアコースの講義で今月、全4回の講師を務めている。

 川浪さんは、2020年に同短大の学生とともに自身の小説「マダラの女」を映画化した。講義では、自身の紹介と併せて映画を上映し、受講生と意見を交換した。また、本コースの学生は映像や放送などメディア系への就職を目指しているため、自主映画製作やコンクールへの応募など、学生時代にチャレンジしておくべきことを伝えていた。

 受講した学生からは、映画の完成度の高さに「もし私が監督をやっても、絶対このクオリティーにはできない」「学生時代にこんな経験(映画製作)をやってみたい」といった感想があり、意欲をかき立てる受講内容となったようだ。

 今後、シナリオの書き方や映像製作の心構えなどを講義する予定となっている。(地域リポーター・江原由裕=鳥栖市)