花を植える友禅会のメンバーとおおぞら高等学院の生徒=佐賀市の草場公園

 シニア世代が学ぶ「ゆめさが大学」の卒業生グループが17日、佐賀市のJR佐賀駅近くの草場公園で花を植えた。今秋開催の国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会で県内を訪れる選手らを歓迎しようと、約60人がマリーゴールドやベゴニアなど約500本を植えた。

 卒業生グループ「友禅会」が水やりやごみ拾いなど、公園の花壇を定期的に手入れし、毎年春と秋に花を植えている。近くのおおぞら高等学院佐賀キャンパスの生徒も参加し、花壇の土をスコップで掘り起こして肥料をまき、花を等間隔に並べた。国スポ・全障スポのロゴやピクトグラムがデザインされたプレートも花壇に立てた。

 同学院3年の岩永由莉さんは「友禅会の人が花の種類を教えてくれて、会話も楽しかった」と感想を語り、友禅会代表の畠山健治さん(72)は「駅を利用する通勤者から『きれいですね』と声をかけられることが励みになっている」と話した。(秋根紗香)