高校進学説明会で、高校の担当者から学校の特色について説明を受ける中学生や保護者=小城市のゆめぷらっと小城

 中学生とその保護者らを対象に佐賀県内の高校の特色を紹介する高校進学説明会が16日、小城市と唐津市の2会場で開かれた。各校の担当者から授業内容、部活動の実績などの説明があり、参加者は学校生活のイメージを思い描いていた。

 進路選択の参考にしてもらおうと県教育委員会が開いた。8〜16日のうちの4日間、県内の計5会場で、県立、私立高校と高等専修学校13〜29校が出展した。

 小城会場のゆめぷらっと小城では29校がブースを設けた。各校の担当者がスライドや動画で、学習内容から卒業後の進路、制服の特徴などを話した。参加者は関心のある学校を回り、自分に合った進路選びの参考にしていた。事前予約制の個別相談会もあり、各校の担当者に具体的な質問をしていた。

 意中の運動部がある私立校の話を聞いた鳥栖市の中学3年の男子生徒は「入試の詳しいことが分かった。卒業後の進路や将来が想像できた」と話した。母親と同じ調理師を目指す佐賀市の中学2年の女子生徒は「行きたい高校への興味がさらに増した。勉強を頑張りたい」と夢を膨らませていた。(古賀真理子)