発泡スチロールの浮島を飛び移り、最後は干潟に飛び込む児童=鹿島市の七浦海浜スポーツ公園

 鹿島市の七浦小(片渕千佳校長、110人)の「がたっ子・七リンピック」が15日、同市の七浦海浜スポーツ公園であった。児童たちは泥んこになって競技を楽しみ、地元で開催される「鹿島ガタリンピック」に劣らず盛り上がった。

 今年で22回目となった同校伝統の“干潟運動会”。ムツゴロウさながらに泥をかき分けて進むレースなど7種目を実施した。

 発泡スチロールの浮島を次々に飛び移る「ジャン・ピン・グー」には5、6年生が挑んだ。途中で滑り落ちたり、両手を大きく広げてダイブする児童の姿に、保護者らが笑顔でカメラのシャッターを切った。最後は、6年生全員が干潟に入ってソーラン節を踊る「ガタソーラン」で締めくくった。

 実行委員長を務めた6年の上松光さんは「みんなで楽しめるイベントにしようと準備した。地元の自然を感じられてよかった」と話した。(市原康史)