佐大で独禁法出前授業 公取委が競争の意義訴え


独占禁止法について解説した出前授業=佐賀市の佐賀大学本庄キャンパス

 公正取引委員会九州事務所(福岡市)は、佐賀市の佐賀大学で独占禁止法に関する出前授業を行った。南雅晴所長が公取委の取り組みを紹介し、施行70年を迎えた独禁法について解説、公正で自由な競争を守る意義を訴えた。

 経済学部の2〜4年生約130人が聴講した。南所長は公取委の役割を「独禁法の執行と、競争を促進する政策を通じた消費者利益の確保」と説明。競争がゆがめられてしまうと、需給バランスで価格が決まる市場原理が働かずに消費者が損失を受けると指摘した。

 不正に価格をつり上げる価格カルテルや入札談合といった独禁法の違反例も紹介。公平な競争により、消費者にメリットが生まれた事例として携帯電話料金の低下を挙げた。

 九州事務所は、卒業後に就職などで経済活動に関わる学生向けの出前授業を各県で実施している。

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