ピクファのメンバーの立体物や絵画などが会場を彩る=基山町の基山商店

 酒蔵の空間を彩る立体作品、お茶バー、アパレル…。障害福祉サービス事業所「PICFA(ピクファ)」(基山町)のアーティストと、レストランや伝統工芸などものづくりに関わる職人が手掛ける展覧会が同町の基山商店のギャラリー「基肄の蔵」で開かれている。アーティスティックな空間に様変わりした酒蔵が、訪れた人たちを楽しませている。18日まで。

 ピクファからは、絵を描く18〜43歳の20人が出品している。「社会との接点をつなげていくツールがこの展覧会」と話すのはピクファ施設長の原田啓之さん。期間中、メンバーも交代で常駐し、ライブペイントを行ったり似顔絵を描いたりして入場者との交流を楽しむ。

 金太郎や白雪姫といった童話と幾何学模様を組み合わせた絵画は本田雅啓さんの作品。コミカルな人物画を描く安永憲征さんは絵に加え、人物画を基にした立体物も制作した。いくつもの“人”がカラフルに会場に立ち並ぶ。

 展覧会にはJリーガーらも利用する人気理髪店「MERICAN BARBERSHOP」も“表現者”として参加し、入場者のヘアカットを行う。町特産のエミューの料理や基峰鶴と茶のオリジナルカクテル、アパレル、家具も並び、作り手の思いとその背景なども知ることができる。

 入場料千円。理髪店は無料。飲食などは有料。問い合わせはピクファ、電話0942(92)2650。(福本真理)