福岡県の特別支援学校の生徒が、佐賀市で活動するゴスペルグループの衣装を製作し、学校で引き渡し式が行われました。

佐賀市を中心に活動する「Gospelchoir Mercy voice」にローブを手渡したのは、福岡県の特別支援学校福岡高等学園の被服コースとクリーニングコースの生徒です。
このローブはゴスペルグループから依頼を受けて、被服コースをこの春卒業した生徒とそれを引き継いだ現在の3年生、約10人が8カ月ほどかけ製作しました。
1日の引き渡し式では、ゴスペルグループが40着のローブを受け取ったあと、感謝の気持ちを込めて歌を披露しました。

【生徒】
「最初の布を裁断するときは、かたちを合わせながら切らないといけないのでそこがとてもむずかしかった」
「衣装をつくるのは初めてだったのでとてもうれしかった。コンサートやイベントで着てほしい」

【Gospelchoir Mercy voice吉武愛子さん】
「イメージを伝えていたが、それ以上のものが出来上がっていてすごくうれしい。今から大切に大切にずっといろいろなところで着て歌っていきたいと思う」

被服コースでは日頃、ブラウスやエプロンなど扱いやすい布を使い実習していますが、複雑なデザインの縫製は初めてで、上の部分をこの春卒業した生徒が、下を現在の3年生が手がけました。
また、完成後はクリーニングコースの生徒がアイロンがけなどの仕上げを担当したということです。