学校法人旭学園は9日、再来年春の開学を目指している武雄アジア大学の学長に、中央アジアの文化などに詳しい国立民族学博物館名誉教授の小長谷有紀さんが就任する予定と発表しました。

【武雄アジア大学の学長に就任予定 小長谷有紀さん】
「武雄に立ってアジアを見る、そういう若者を育てる、微力ながら力を尽くしたい」
【旭学園 内田信子理事長】
「新しい大学を率いる案内人として最もふさわしい方をお迎えできたと喜んでいる」

武雄アジア大学の学長に就任を予定しているのは、小長谷有紀さんです。小長谷さんは大阪府出身の66歳で、京都大学文学部在学中、モンゴル国立大学に日本人女性として初めて留学しました。
その後も、中央アジアの文化などの研究を続け、現在は国立民族学博物館の名誉教授や、国際モンゴル学会の会長を務めています。

【武雄アジア大学の学長に就任予定 小長谷有紀さん】
「いろんな若者がこのまちに(武雄市)来ることによってエネルギーが満ちて、まちづくりの核になる大学を目指していきたい」

旭学園は今年10月、文部科学省に大学の設置認可を申請する見通しで、認可されれば東アジア地域共創学部を擁する4年制大学が武雄市にできることになります。