春の全国交通安全運動に合わせ埼玉県警小鹿野署は14日、秩父市吉田久長の道の駅「龍勢会館」でキャンペーンを実施した。地域の交通安全団体と協力しながら、啓発品の配布や警察車両体験乗車などを行い、観光客らに行楽シーズンの事故防止を呼びかけた。

 同署管内(小鹿野町と秩父市吉田地域)の交通死亡事故ゼロ継続日数は13日現在で4570日に達し、県内39署の最長記録を更新中。県内では二輪車乗車中の事故が増加していることから、キャンペーンでは、バイク利用者らを中心に交通安全を啓発した。

 佐藤忍署長は「管内は休日になるとツーリングなどの観光客が多く訪れる。悲惨な交通事故を一件でも減らすためにも、地域の方と一体となって交通ルール厳守を呼びかけていく」と話した。