埼玉県越生町黒岩の五大尊つつじ公園では、ツツジが開花のピークを迎えている。

 鎌倉時代作の明王像5体を祭っていた本堂があることにちなみ、「五大尊」と名付けられた一帯の同公園は、約3ヘクタールの敷地に十数種類、1万株ほどのツツジが植えられている。花の時季になると、街を見下ろす斜面が鮮やかな色で埋め尽くされ、関東屈指のツツジ園として名高い。

 越生町観光協会によると、大型連休まで花を楽しめるという。東京都江東区から初めて訪れた女性(75)は「周囲の自然と調和して、とてもきれい。越生の見どころは梅林だけではないんですね」と声を弾ませた。

 5月3日には、つつじ祭りを開催する。午前9時〜午後4時(土日祝は午前8時半開園)。入園料は中学生以上300円。問い合わせは、越生町観光協会(電話049・292・1451)へ。