(19日・高崎市城南ほか)

 第2日は2球場で2回戦の残り4試合を行い、埼玉県大会覇者の花咲徳栄が日大明誠(山梨2位)に10―0の五回コールドで完勝して、準々決勝に進出した。

 花咲徳栄は一回に横山の左犠飛などで2点先制。二回には斎藤の左前適時打で1点を追加。なお1死満塁で生田目が右越えの満塁本塁打を放つと、続く横山もソロ本塁打を浴びせ一気にリードを広げた。投げては先発上原が五回参考ながら無安打無得点で試合を締めた。

 第3日は20日、上毛新聞敷島で準々決勝2試合を実施。埼玉県勢では昌平が東海大菅生(東京2位)と4強を懸けて争う(12時30分)。

■戦評…10安打10得点と効率良く得点を重ねた花咲徳栄が日大明誠を退けた。

 一回に横山の左犠飛と重盗で2点先制。二回には1死満塁で生田目の右越え本塁打、続く横山のソロ本塁打など6得点し、一気に点差を広げた。先発上原は130キロ台後半の直球主体の投球で八つの三振を奪い、五回参考ながら無安打無得点を達成した。

■好投8奪三振、5回を無失点/花咲徳栄・上原

 公式戦初先発の右腕上原が五回参考ながら無安打無得点と好投した。常時130キロ台後半の直球と制球されたスライダーで8奪三振。「アウトローを決め切れば打たれない。低めに集めることを意識した」とイメージ通りに打ち取った。

 1年秋からベンチ入り。抑えとして登板してきたが、昨秋の関東大会での敗戦後に先発に転向。最速148キロを誇る背番号1は「先発は試合をつくれてやりやすい。夏までに150キロまで持っていきたい」とエースとしてさらなる成長を目指す。