生理用品の新しい選択肢として、近ごろよく耳にするようになった“吸水ショーツ”。少し値が張るものが多く、なかなかチャレンジしにくいと感じていた方も多いのでは? この春にGUから発売された「トリプルガードショーツ」は、1490円と手が出しやすく、話題です。使ってみたいけれど、「本当に吸収してくれるの?」「履き心地はいい?」「お手入れ方法は?」など、気になるポイントはたくさん。そこで今回は、GU「トリプルガードショーツ」の吸水力や使用感を検証してみました! 

話題の吸水ショーツ GU「トリプルガードショーツ」とは?

GU「トリプルガードショーツ」パッケージ
GUから2021年3月に発売された「トリプルガードショーツ」。
価格: 1490円

GU「トリプルガードショーツ」
素材: 本体 綿95%/ポリウレタン5%、ウエスト部分 ナイロン83%/ポリウレタン17%、付属部分 ナイロン82%/ポリウレタン18%、マチ部分 ポリエステル100%
サイズ展開: S、M、L、XLの4サイズ
カラー展開: 09 BLACK、11 PINK、12 PINK、60 LIGHT BLUE、69 NAVYの5色
独自の3層構造でしっかり吸収する、次世代のサニタリーショーツとして注目を集めています。GU公式オンラインストアでは、売り切れてしまうカラーやサイズがあるほどの人気商品。口コミで「ワンサイズ上がちょうどいい」という意見が多く見られたので、09 BLACKのLサイズを購入してみました。

「トリプルガードショーツ」の吸収力のヒミツは? 普通のサニタリーショーツとの違い

GU「トリプルガードショーツ」全体写真
<FRONT>

GU「トリプルガードショーツ」バック写真
<BACK>

GU「トリプルガードショーツ」脚ぐり写真
<脚ぐり部分>

GU「トリプルガードショーツ」ウエスト部分写真
<ウエスト部分>
ウエスト部分にボーダーのレースをあしらい、一見普通のサニタリーショーツに見える「トリプルガードショーツ」。
吸水力のヒミツは、“3層構造のクロッチ部分”です。

GU「トリプルガードショーツ」構造
「さらさらシート」「吸水シート」「防水シート」が1枚のクロッチになることで、約15〜20ml(※)の液体を吸収する仕組みになっています。
※着用状況により、吸水量に差が生じます。

GU「トリプルガードショーツ」クロッチ部分裏側
表面はさらっと、裏側はシャカシャカした素材です。

GU「トリプルガードショーツ」クロッチ部分の長さ
<クロッチ部分>
長さ: 約27.5cm
中央部の幅: 約8cm
厚み: 約3mm

クロッチの大きさは、一般的な「特に多い昼用」の生理ナプキンの長さや幅と同等程度。やや厚みのある羽なしナプキンが、そのままショーツについているような感覚をイメージしていただけたらよいと思います。
クロッチ部分のみ、抗菌防臭機能がついています。

「トリプルガードショーツ」の吸水力検証!

吸水ショーツを使ってみるとなると、一番気になるのは「吸水力」ではないでしょうか? ユニ・チャーム「私の経血量(生理出血量)は正常? 経血でわかるカラダの変化とは」によると、正常とされる1回の生理の経血量は、20〜140mlとのこと(※個人差はあります)。
吸水できる目安が15〜20mlの「トリプルガードショーツ」が、実際にどのくらいの吸水力があるのか、不快を感じるボーダーラインを検証してみました。

GU「トリプルガードショーツ」吸水力実験
<実験内容>
スポイトを使用し、色つきの水をクロッチ部分の中央に垂らして吸収させます。
10mlからスタートし、20ml、30ml……と10mlずつ増やして、色つきの水がクロッチからあふれたら終了です。
それぞれ1分後にティッシュをかぶせ、表面のこりもチェックします。

GU「トリプルガードショーツ」吸水実験10ml
【10ml】
10mlは余裕で吸収! 
表面: 水分がほぼ残らずに吸収し、さらっとしています。ティッシュは濡れませんでした。
裏側: まったく湿っていません。 

GU「トリプルガードショーツ」吸水実験20ml
【20ml】
20mlは、まだセーフ!
表面: 湿り気がやや強くなりますが、さらっと感はギリギリキープできています。ティッシュは軽く濡れました。
裏側: まったく湿っていません。 

GU「トリプルガードショーツ」吸水実験30ml
【30ml】
基準の量を超えた30mlは、アウト気味!
表面: クロッチの縁まで湿り気が広がり、不快を感じてしまいそう。ティッシュの中央が濡れました。
裏側: まったく湿っていません。 

GU「トリプルガードショーツ」吸水実験40ml
【40ml】
基準の量の倍になる40mlは、完全アウト!
表面: クロッチ全体が湿り、水分を含んでずんと重くなったように感じてしまいそう。クロッチの形がわかるほど、ティッシュ全体が濡れました。
裏側: ほぼ湿っていません。 

検証の結果、不快を感じるボーダーラインは、「30ml」でした。
しかしながら、基準の量の倍になる40mlを吸収させても、ほぼ湿っていなかった「クロッチ部分の裏側」! 3層構造の防水力の高さが優秀、ということもわかりました。

実際に履いてみた感想。自分のリズムに合った使い方なら快適に過ごせそう!

GU吸水ショーツ履き心地

実際に履いたところ、厚みのあるクロッチ部分以外は普通のサニタリーショーツと変わりないので、違和感なく過ごすことができました。窮屈すぎず、ゆるすぎず、ほどよいフィット感があります。ただ、クロッチがヒップにかけての中途半端な位置で終わっているので、ショーツとの段差が出てしまいボコッと盛り上がっています。履いていくうちに慣れてはきますが、はじめのうちは少し気になる方もいるかもしれません。

GU吸水ショーツ おすすめの使い方

どろっとした経血のかたまりは吸収されない、20ml〜30mlであふれること、クロッチ部分がヒップを覆う長さがなく横モレガードがないことを考えると、経血量が多い日や夜寝るときには向かないかと思います。
2日目の経血量が多い日中に履いてみましたが、横モレも後ろモレも気になってヒヤヒヤしますし、湿り気のあるショーツを1日履くのは抵抗がある、というのが正直な感想です。個人差はあると思いますが、4日目くらいの経血量なら1日過ごせそうです。

GU吸水ショーツ使うタイミングのおすすめは

  • 生理が始まりそうなとき

  • 経血量がピークを過ぎた4日目以降

などです。
特に、生理不順でいつくるかわからず、生理前からナプキンを多用せざるを得なかった方、ピークを過ぎた後に少量の経血がダラダラと長く続く方に便利だと思います。
「トリプルガードショーツ」を履いておけば、経血がつくか、付かないかの状態の生理ナプキンを何個も使わずに済み、環境への配慮にもつながるのではないでしょうか。
ショーツ単体で使うのに抵抗がある経血量が多い日なら、生理ナプキンとの併用がおすすめ。

GU「トリプルガードショーツ」ナプキン併用
羽つき対応構造になっているので、ナプキンがズレにくいです。
普通のサニタリーショーツよりも吸水力があり、ダブルで使えば安心感が得られます。
ほかにも、「防災バッグに入れる非常時用」「産後の尿もれ対策」などにも重宝しそうです。

はじめてのものを使うときには不安はつきもの。ですが、使っていくうちに「〇日目なら大丈夫そう」と、自分のリズムに合った使い方ができるようになってくると思いますよ!

お手入れ方法と注意点

最後に、パッケージ裏に記載されている「お手入れ方法」をご紹介します。

GU「トリプルガードショーツ」お手入れ方法1
1.もみ洗い
水で中の汚れが出なくなるまで、手で押し出すようにやさしく洗います。
※強い力でのこすり洗いは、吸水力が落ちてしまうのでNGです。

GU「トリプルガードショーツ」お手入れ方法2
2.浸けおき
セスキ炭酸ソーダを薄めた水に2時間〜3時間ほど浸します。浸けおき後、軽くすすぎます。
目安は、水1リットルに対して、セスキ炭酸ソーダ約5〜10gです。
※色落ちの原因になるため、長時間の漬けおきは控えてください。

GU「トリプルガードショーツ」お手入れ方法3
3.洗濯機
洗濯ネットに入れ、洗濯機(水温30度以下)で洗います。
※吸収力が落ちるため、柔軟剤・乾燥機の使用は控えてください。

GU「トリプルガードショーツ」お手入れ方法4
4.乾燥
クロッチ部分が乾きにくいため、しっかり乾燥させます。クロッチとその下の生地が接触していると乾きにくいので、離すように工夫して干すことをおすすめします。
※洗濯後でも臭いが気になる場合は、汚れがしっかり落ちていない、乾燥が不十分な可能性があります。
※乾燥後、クロッチ部分が硬くごわついて感じる場合があります。そのときは、やさしくもみほぐして整えてください。強い力でもみほぐすと吸水力が落ちる可能性があります。

使い捨ての生理ナプキンと比べると、洗う作業が入ることで手間も時間もかかります。ただ、ナプキンよりも経血量の変化に気づきやすいというメリットもあるので、自分の身体の変化に向き合えると前向きに捉えるのもよいかもしれません。

新しい生理用品として認知度が高まってきた「吸水ショーツ」。
GUのものは、ほかよりも安価で買えるので、試してみる価値ありです!
憂うつな日の選択肢が増えるのは、うれしいこと。上手に活用するためのヒントになれば幸いです。


※ご紹介した商品は掲載当時の情報のため、在庫状況、価格などが異なる場合があります。
※履き心地の感じ方は個人差があります。あくまでも参考に留めてください。

shukana/webライター