秋田県仙北市は16日、秋田内陸線を運営する秋田内陸縦貫鉄道(北秋田市)への支援を減らす意向を明らかにした。田口知明市長は市議会全員協議会で、9割を超える市民が内陸線に「乗車しない」と回答した2022年の意識調査の結果などから、「人口減少が進み、公共交通機関としての役割が薄れている。今後どのような形で支援を継続すべきか見直す時期に来た」と説明した。

 仙北市は支援額の見直しなどを盛り込んだ要望書を、県や北秋田市、秋田内陸縦貫鉄道とでつくる検討会に提出している。