日本海中部地震から41年となる今年の「県民防災の日」(26日)を前に秋田県は24日、関係機関と連携した防災訓練を男鹿市・戸賀湾などで行った。15機関から約110人が参加。例年は県庁内のみで実施しているが、元日の能登半島地震の被災地で多くの集落が孤立化した教訓を踏まえ、初めて海上から物資や人員を輸送する手法を確認した。

 訓練は本県沖でマグニチュード7・9の地震が発生し、県内では能代市や男鹿市、潟上市などで震度6弱を観測した想定で行われた。県庁で午前8時50分に始まった訓練では、揺れが収まった直後に災害対策本部を設置。県警や秋田地方気象台、電力会社などの関係機関が集結する中、次々に被害状況を収集した。