ビル内とは思えないほど明るく広々とした浴室。超音波場イブラ風呂、電気風呂のほかラドン風呂もある。ゆっくり過ごすなら半露天岩風呂も備えたサウナエリアへ。

白いタイル張りのビルの1階が銭湯

大きな看板がないので、うっかりすると見逃すかも。併設するコインパーキングは40分100円。
大きな看板がないので、うっかりすると見逃すかも。併設するコインパーキングは40分100円。

JR新検見川駅から5分ほど歩くと、道路の中央分離帯に桜や草花を植えた植樹帯のある道に出る。この道を千葉方面に歩くと、ほどなく白いタイルのビルが現れる。壁面に「ゆ YUAMI LAND」と描かれた切り文字看板が目印のビル内銭湯だ。

「準備に2時間、片付け・清掃に2時間かかります。私も高齢なので営業時間を短くしたんです」と主人の田村さん。
「準備に2時間、片付け・清掃に2時間かかります。私も高齢なので営業時間を短くしたんです」と主人の田村さん。

主人の田村栄士さんの家業は銭湯。実家の銭湯は兄が継いだが、田村さんはこの地で知り合いがやっていた銭湯を買い取り、1970年(昭和45)に独立したという。当時は木造であったが、1988年(昭和63)の現在のビルに建て替えた。
受付はフロントスタイルで、下駄箱の鍵をフロントに出し、ロッカーキーと交換する。サウナ利用の場合は、黄色いリストバンドキーとタオルセットをもらう。サウナの場合は手ぶらで利用できるというわけだ。

脱衣所は広く、自然光も入るので明るい。
脱衣所は広く、自然光も入るので明るい。

銭湯では珍しい人工ラドン温泉を備えた浴室

ガラスで仕切られたラドン風呂。これを目当てに訪れる常連客も多いという。
ガラスで仕切られたラドン風呂。これを目当てに訪れる常連客も多いという。

風呂は、地下100mから汲み上げた地下水を使い、ガスボイラーで沸かして全浴槽で使用する。男女でやや造りは異なるが、座風呂や寝風呂が備わった超音波バイブラ風呂と電気風呂があり、ガラス窓に囲まれた一角はラドン風呂になっている。
ロビーに置かれたラドン発生装置に掲示された説明書によると、「ラドンとはラジウムが崩壊してできる元素で、この元素が放出するアルファー粒子のイオン化作用で血液中の中性脂肪・コレステロール、過剰糖分などの代謝分解を促進させ、老廃物を取り除き、新陳代謝を活発にする」とある。
ラドン発生装置で生まれたラドンは、地下のパイプを通ってラドン風呂に運ばれるという。ラドンは脂肪に溶けやすく、皮膚を通して体内に取り込まれるほか、入浴時にラドンを吸い込み体内に吸収されるという。難しいことはともかく、身体には良さそうだから、ぜひ入浴しよう。

洗い場も広く、使いやすい。右奥が半露天エリア、左奥がラドン風呂。写真は女湯(サウナ室は稼働していない)。
洗い場も広く、使いやすい。右奥が半露天エリア、左奥がラドン風呂。写真は女湯(サウナ室は稼働していない)。

男湯にはサウナと半露天風呂を備える

サウナは男湯のみ付いており、広々としていて、テレビも見ることができる。
サウナは男湯のみ付いており、広々としていて、テレビも見ることができる。

男湯の浴室奥にはガラス扉で仕切られたサウナエリアがある。ここから先は別料金。10人くらいは入れる広いサウナ室にはテレビもある。温度の表示は76度となっているが体感温度はそれより高く、しっかり汗をかける。サウナを出たら半露天の水風呂へ。こちらは地下水がそのまま注がれているので、四季を通じて17度前後を保っている。

外気が気持ちよいサウナエリアの半露天岩風呂は薬湯になっている。
外気が気持ちよいサウナエリアの半露天岩風呂は薬湯になっている。

サウナエリアには半露天の岩風呂も併設されている。入浴剤を使った薬湯になっているので、サウナ・水風呂・薬湯の交互浴を楽しめば、身体の中からリフレッシュできる。あまり混雑していないので、プライベートバス気分でゆっくり入浴できるのがうれしい。

ゆあみランド
住所:千葉県千葉市花見川区花園1-19-11 ゆあみビル/営業時間:14:50〜19:50/定休日:木/アクセス:JR総武線新検見川駅から徒歩6分、または京成千葉線検見川駅から徒歩16分

取材・文・撮影=塙 広明