オムライスにナポリタン、カレーと、みんなの大好きが勢揃いする中野の人気店。懐かしい銀色の皿が昭和感を醸し出す。一番人気はとろとろ玉子のオムライスに、コトコト煮込んだハヤシソースがたっぷりかかったオムハヤシだ。焼きチーズやハムカツなどトッピングの種類も豊富なので、自分好みにカスタマイズするのもオススメ。

中野駅から徒歩5分。目印は「ハヤシくん」

白線通りとふれあいロードの交差点にあり、いつでも人通りが多い。
白線通りとふれあいロードの交差点にあり、いつでも人通りが多い。

中野ブロードウェイの入り口前で、中野サンモールと交差する白線通り。道幅はかなり狭いが、小さな飲食店がずらりと軒を連ねる飲み屋街となっている。この白線通りと、やはり飲み屋街であるふれあいロードが交差する角にあるのがハヤシ屋中野荘だ。黒の壁に赤や黄色のカラーリング、どちらの道側にも窓があるので店内の様子がよく見えるなど、外観からしてかなり目立っている。さらに店のキャラクター「ハヤシくん」だ。彼のイラストもけっこうな存在感を放ち、目印としては十分すぎるほどだ。

丸の中で微笑むのがハヤシくん。レトロ調のイラストがいい感じ。
丸の中で微笑むのがハヤシくん。レトロ調のイラストがいい感じ。

カウンターでサクッといくもよし、テーブルでゆったりもよし

1階はカウンター席のみ。左奥に券売機がある。
1階はカウンター席のみ。左奥に券売機がある。

場所柄「急いで食べてすぐ出たい」という要望も多いという。そのためすぐに提供できるハヤシライスとインドチキンカリーライスをスピードメニューとして打ち出している。そして、急ぎの場合は1階のカウンター席がとても便利だ。目の前がすぐキッチンなので、スピードメニューがさらにスピーディーに提供される。

明るさを抑えた照明とクリーム色の壁であたたかな雰囲気の2階。
明るさを抑えた照明とクリーム色の壁であたたかな雰囲気の2階。

ゆっくり食事を楽しみたいなら2階のテーブル席へ。くつろげる広さがあり、カトラリーや水、スパイス類なども用意されているので1階に降りる必要がない。小物やポスターが飾られ、あたたかみのある空間だ。

オムハヤシだってあっという間のスピード感

スピードメニューや合盛、トッピングなど情報満載の券売機。
スピードメニューや合盛、トッピングなど情報満載の券売機。

たくさんの情報が詰まった券売機を前に、今回は悩むことなくオムハヤシ一択だ。店頭看板やPOPなど至るところに「人気ナンバーワン」と書いてある。ならば試してみるほかないだろう。券売機をぽちりと押し、スタッフに食券を渡すとすぐに調理が開始された。

ごはんとチキンライスのソースをフライパンに入れて……。
ごはんとチキンライスのソースをフライパンに入れて……。
ちゃちゃちゃっと炒める。
ちゃちゃちゃっと炒める。

チキンライスの素になる鶏肉やタマネギ、ケチャップなどはすでに調理済み。ごはんと一緒に炒めてチキンライスのできあがり。早い!

さて、次はとろとろのオムレツだ。

卵はフードプロセッサーで撹拌(かくはん)済み。使用量は1日約400個!
卵はフードプロセッサーで撹拌(かくはん)済み。使用量は1日約400個!
たっぷりバターを入れたフライパンで、またもやちゃちゃっと火を入れて……。
たっぷりバターを入れたフライパンで、またもやちゃちゃっと火を入れて……。
こんもり盛ったチキンライスにオン!
こんもり盛ったチキンライスにオン!

オムレツはチキンライスよりもさらにスピーディー。ハヤシソースをかけたらできあがり。本当にあっという間だ。オムハヤシだって十分スピードメニューなんじゃない?と思うほどすぐに提供された。

とろとろ玉子とじっくり煮込んだハヤシソース。チキンライスには意外な隠し味が……

オムハヤシ900円。
オムハヤシ900円。

古い洋食屋さんを思わせる銀色の皿がちょっとレトロで懐かしい感じがする。中には見るからにとろとろで濃い黄色のオムレツがハヤシソースの海にぽっかりと浮んでいる。これはビジュアル映えも文句なしだ。

ソースには肉がたっぷり。大きめなので、スプーンからはみ出している。
ソースには肉がたっぷり。大きめなので、スプーンからはみ出している。

卵3個分を使うオムレツはボリュームたっぷりで、ふんわりバターの甘い香り。オムレツとチキンライスにたっぷりとハヤシソースを絡めてひと口。ふわふわとろ〜りの食感が広がる。そうそうこれ!まさに求めていた味!

オムレツの中の方は表面よりもさらにとろとろで流れ出しそう。飴色になるまで炒めたタマネギや香味野菜と肉、赤ワインを一晩以上煮込んだ濃厚なソース、固め食感のチキンライス、この3つが混然一体となる。

鶏肉、ケチャップ、ペーストのタマネギ、トマトペーストなどの入ったチキンライス。
鶏肉、ケチャップ、ペーストのタマネギ、トマトペーストなどの入ったチキンライス。

そして食べながら気づいた。ソースには思った以上にたっぷり肉が入っている。牛バラ肉と豚コマ肉が半分ずつなので、食感や味わいに変化があるのもいい。チキンライスには鶏肉がたっぷり入っているので、このひと皿で牛・豚・鶏コンプリートだな……。なんて考えていたときに、ふわりと柑橘系の風味を感じた。圧倒的こってり味の中、さわやかな香りが際立つ。チキンライスの隠し味に柚子の粉末を使っているとのこと。「さっぱり感をプラスすることで、飽きずに食べて欲しいんです」と店長の武藤さん。

豊富なトッピングや量の調整など、さらに自分好みにカスタマイズ

トッピングはあとからでも追加注文OKなのがうれしい。
トッピングはあとからでも追加注文OKなのがうれしい。

ポークカツ、唐揚げ、半熟卵、ほうれん草などトッピングが豊富で迷ってしまう。とくに焼きチーズ100円が好評で、オムハヤシはもちろん、カレーやナポリタンにかけるのも◎。ちなみに武藤さんのオススメは?「オムハヤシにハムカツトッピングですね〜」。あー、それもおいしそう!

大盛無料のスパゲッティも人気。
大盛無料のスパゲッティも人気。

通常200gのスパゲッティは400gまでなら大盛無料。3倍の600gのメガ盛りでもプラス100円という驚きの安さだ。そのほかにも、ごはん大盛100円、カレールウやハヤシソースの大盛も100円。両方大盛の場合は150円とちょっとおトクになる。ハヤシもいいけどカレーもいいよね……と悩みがちなアナタにはハヤシソースとカレールーがハーフ&ハーフでかかったハヤシカレー700円や、オムハヤシカレー950円がオススメだ。

トッピングや量、料金などすべてにわたって客の好みに寄り添ってくれる。この姿勢が多くの客に支持される理由だろう。お腹いっぱい大満足で店を後にした。

仕込み中も楽しそうで仲のよさが伝わる。左が武藤さん。
仕込み中も楽しそうで仲のよさが伝わる。左が武藤さん。

ハヤシ屋中野荘
住所:東京都中野区中野5-55-15/営業時間:11:00〜22:00LO/定休日:不定/アクセス:JR中央線中野駅から徒歩5分

取材・⽂・撮影=ミヤウチマサコ

アド・グリーン
編集プロダクション
1982年創業の編集プロダクション。旅行関係の雑誌・書籍、インタビューやルポルタージュを得意とし、会社案内や社内報の経験も多数。企画立案から、取材・執筆、デザイン、撮影までをワンストップで行えるのがウリ。