蔵前駅A1a出口から徒歩で数十秒、江戸通り沿いにある、大人の雰囲気を漂わせたバーのような外観の『BLISS 蔵前店』。外観もさることながら、店内も都心のショットバーのように洗練された内装だ。 今までのインド料理レストランのイメージを覆すような『BLISS蔵前店』。出てくる料理にも自然と期待が高まる。
ランチメニューにデビューした夜の一番人気バターチキンカリー
![まるでカフェバーのような店内。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112332/1700533412-5eecb2fd3a7fbf2e194c92a4c3c563e3.jpg)
ワイルドな木製カウンターとテーブル席。2階にも飲食スペースがあるという。開放感のある高い天井とお酒のボトルが並ぶエキゾチックな赤い壁。スパイスの香りが漂っていなければインドカレーレストランとは思えない雰囲気だ。
ランチメニューはカレーセットが中心。ディナーメニューの一番人気であるバターチキンカリーがランチデビューしたということで、今回はバターチキンカリーセット1000円と、単品メニューからシークケバブ1ピース480円、ラッシー400円を注文した。
![バターチキンカリーセット1000円、シークケバブ1ピース480円、ラッシー400円。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112321/1700533400-3cb100cd8152fe977fa9655f27d43e9f.jpg)
スパイシーな香りと共にバターチキンカリーとシークケバブが無垢板のテーブルに並ぶ。
![巨大なナンにワクワクを抑えきれない。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112359/1700533438-921a5fc7bfb1b4f86b753774f0a0ad35.jpg)
大迫力の巨大ナンは、香ばしくほのかに甘い香り。ランチタイムは+280円でチーズナンに変更可能だ。ディナータイムにはガーリックナンも用意されている。
![スパイスの香り高い色鮮やかなバターチキンカリー。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112451/1700533490-770d9a86bff99f9ca579815de6fbe19a.jpg)
カレーの辛さは普通、1辛、2辛の3種類。今回チョイスしたのは普通だ。バターとスパイスの芳醇な香りにたまらずひと口。複数のスパイスのおりなす複雑なハーモニーをバターのこってりとしたクリーミーな風味が包み込む。濃厚なコクと甘味、スパイスの刺激が心地よく口内を刺激する。「普通」はほとんど辛さがなく、甘味の奥に少しだけ辛味があるくらいなので辛いものが苦手な人でも大丈夫だろう。
続いてナンをちぎって浸してみることにする。パリッとした表面の中には伸びそうなほどモチモチの中身がふんわり軽くつまっている。
カレーに浸していただくと、表面はサクサク香ばしく、中身はふわふわでもっちり甘い。スパイスの刺激は和らげられ、そのぶんより一層香りを強く感じられる。
チキンも柔らかく味が染みこみ、口の中でホロホロに崩れる。カレーとの相性は抜群で、さすがの一番人気だ。
![肉感たっぷりのシークケバブ。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112531/1700533530-9b1a3ed14ad684e71e9eb9746bd7de63.jpg)
シークケバブはカリカリに焼かれた表面にみっちりと中身が詰まっている。切り分けてもなおずっしりとした重みに期待が高まる。
香ばしく焼かれた表面の後にジューシーで密度の高い肉の塊が現れる。弾力のある歯ごたえで、噛むほどに肉の旨味とスパイスの香りが口の中に広がっていく。ピリッと引き締めるような辛味が食欲を増進させて食べる手が止まらなくなってしまう。
![濃厚トロトロのラッシー。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112235/1700533340-ec06b9387d5a9bd59aa4ec546590bf68.jpg)
刺激的な食べ物の合間に飲むラッシーは、これもドロリとまるでヨーグルトそのままのような濃厚さ。
トロみのあるさわやかな甘味がスパイスの刺激をきれいに取り去ってくれる。
カレー、シークケバブ、ラッシーと手を休める間もなく食べ続けて、気がついたら巨大なナンもろとも全てのお皿がきれいに空になっていた。
洗練された内装とあたたかい接客
![夜はお酒を楽しみたいカウンター。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112438/1700533478-172a262a3d353dcda9b5f189d14dd044.jpg)
『BLISS蔵前店』は、一階はカウンターとテーブル席となっているが、2階にも飲食スペースがあり、パーティーメニューも用意されている。
![2階席は江戸通りを見下ろせる。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112423/1700533462-9d9b61e980a6460da546f3bccfc9caa6.jpg)
「パーティー用のコースメニューは4名から受け付けていますが、4名様以下の場合もご相談ください。最大で40人くらいまで大丈夫です」
と店長のカトリビームセンさん。
![パーティーにぴったりのおしゃれな内装。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112246/1700533366-e3dffaa48c4de4ea83dafd0285e1c70f.jpg)
コンクリート打ちっぱなしの壁がいろどる洗練された内装、そして駅から徒歩1分以内という好立地は正にパーティーにうってつけ。2階席の窓から望む江戸通りの眺望も開放感抜群。
「ディナータイムはカレーの種類も増えて、カレー以外の料理も多くなります。カクテルなどもやっているので、お酒と共に楽しむ人が多いですね」
カトリビームセンさんはにこやかに語る。
『BLISS蔵前店』はカトリビームセンさんやスタッフの接客も魅力的だ。
食事中もカトリビームセンさんはおだやかに微笑みながら「お水はいかがですか」「辛くないですか」とお客さん一人一人に語りかけ、常に気を配っている。
実際1人のお客さんが、「カレーが少し辛いのでラッシーをいただけないか」と尋ねると、カトリビームセンさんはすぐに「少し辛味を抑えてきますね」とカレー皿を厨房に取り下げて、辛味を抑えたカレーを持ってきてくれていた。
内装は洗練された無骨さをもっているが、人はあたたかく、心地よく食事ができる雰囲気に満ち満ちている。
食事にもパーティにもピッタリのインドカレーレストラン『BLISS蔵前店』
![明るい店内入り口。](https://san-tatsu.jp/assets/uploads/2023/11/21112411/1700533451-c95cdcf58f77eaebea20d18884332576.jpg)
『BLISS蔵前店』では本格インドカレー店のイメージを覆す内装と、たしかな味が楽しめる。駅からすぐの立地とおしゃれな雰囲気はパーティーにもピッタリで、会場をここにすれば一目置かれること間違いなし。
あたたかな接客に癒されながら洗練された雰囲気の中で本格インドカレーを食べるのなら『BLISS蔵前店』が最適だ。
BLISS蔵前店(ブリスクラマエテン)
住所:東京都台東区蔵前2-2-6/営業時間:11:30-14:30LO
17:30-22:30LO
/定休日:無/アクセス:地下鉄浅草線蔵前駅から徒歩1分
取材・文・撮影=かつの こゆき