松江市黒田町にあったショッピングセンター「旧キャスパル」跡地に、スーパーマーケット「マルイ黒田店」が27日開店した。24時間営業で地元の鮮魚や有機野菜などを販売するほか、生活雑貨販売の「無印良品」の大型店舗もテナント出店し集客力を高める。

 開店前に千人前後の客が列をつくり、午前10時の開店を待った。鉄骨平屋6157平方メートルの店舗には、地元の野菜や果物、鮮魚を扱うコーナーが設けてあり、来店客は開店日限定の特売商品などを次々と買い物かごに入れた。レジが混雑し、入場を一時規制する場面もあった。

 運営するサンインマルイ(鳥取市湖山町東1丁目)の松田和也社長は「地域に活気を与えられるような店を作りたい」と話した。

 1歳の子どもと来店した近くの主婦は「品揃えが豊富。子ども向けのおやつも充実していて助かる」と話した。

 6月6日に開店予定の無印良品は、山陰最大級の売り場面積1700平方メートル。商品販売のほか、地元の飲食業者らを集めたマルシェ「つながる市」も企画し、にぎわいを創出する。

 島根県によると、松江市内の大規模小売店舗(千平方メートル超)は24件目となる。