高気圧に覆われ晴れ間が広がった山陰両県は3日、気温が上がり、正午段階で島根県川本町と米子市で35・1度を記録し、今年初の猛暑日となっている。松江、鳥取両地方気象台などは今年初めて「熱中症警戒アラート」を発表し、対策の徹底を呼びかけている。

 正午段階のこのほかの地点は、島根県で益田34・9度、鹿島(松江市)、斐川、出雲、大田で34・1度、松江33・8度。県内に19地点ある観測地点のうち18地点で既に30度を超える真夏日となった。

 鳥取県は青谷(鳥取市)34・3度、塩津(大山町)34・2度、境(境港市)34・1度。10地点の観測地点全てで30度を超えた。

 両地方気象台と環境省は熱中症の危険性が極めて高くなるとして、今年初めて県内に「熱中症警戒アラート」を発表した。エアコンの使用や小まめな水分、塩分の補給などで暑さから身を守るよう呼びかけている。