14日から15日にかけての大雨で国史跡・鳥取城跡(鳥取市東町2丁目)ののり面が崩壊した。現在、鳥取西高校がある三ノ丸御殿跡の背後で、かつて庭園だったのり面。長さ約10メートル、幅約5メートルにわたって崩れた。けが人や校舎などの被害はない。

 市教育委員会文化財課によると、15日午前10時ごろ、鳥取西高の職員が気づいた。今後、土砂撤去など応急処置を行う。今回の崩壊箇所は、1966年に崩壊して石垣が築かれた部分の上側。すぐ近く隣ののり面も2022年に崩壊してシートで養生してある。