花王は4日、来年25周年の節目を迎える主力の高級化粧品ブランド「est(エスト)」を今秋から刷新すると発表した。第1弾として、遺伝子レベルで肌を解析する独自技術での研究成果に基づく新商品を9月6日に発売し、顧客が自分に最適な商品の種類を選べるように肌の状態を分析する最新機器のサービスも展開する。

新商品は「エストG.P.セラムイン ローション」と乳液の「エストG.P.セラムイン エマルジョン」で、それぞれ成分の異なる3種類を設定した。価格はローション、乳液とも1万3200円。

ローションは、花王独自の「皮脂RNAモニタリング技術」による研究などで肌の悩みの原因を解析し、酸化、糖化、角化の3つに着目して各要素の改善に効果のある成分で開発。乳液は肌のハリ、明るさ、潤いのそれぞれを重視した。

また、新商品に合わせて写真を撮るだけで肌の状態を解析できる専用機器を用意。店頭に設置する機器の利用やネットを通じたサービスで、顧客が自分の肌に最適な商品の組み合わせを選べるようにサポートするという。