難解な終盤、藤井棋聖逃げ切る 杉本六段「選択肢間違った」 ヒューリック杯棋聖戦第1局
産経ニュース6/3(火)20:22

杉本和陽六段に勝利し、感想戦で対局を振り返る藤井聡太棋聖=3日午後、栃木県日光市の日光金谷ホテル(鴨川一也撮影)
栃木県日光市の日光金谷ホテルで3日指された「ヒューリック杯第96期棋聖戦五番勝負」(産経新聞社主催)の第1局。挑戦者の杉本和陽六段(33)が午後7時15分、投了し、藤井聡太棋聖(22)=竜王・名人・王位・王座・棋王・王将=が先勝した。持ち時間各4時間で、残りは杉本六段1分、藤井棋聖8分。
開幕局で振り駒が行われ、先手は杉本六段。午前9時、正立会人の藤井猛九段(54)の合図で対局が始まり、杉本六段が三間飛車に構え「練ってきた作戦」(藤井九段)をぶつけた。対する藤井棋聖は穴熊を選択した。
杉本六段が後手の玉頭を攻めていくが、逆に押し返される展開で藤井棋聖がポイントを拡大したかに見えた。その後、藤井九段が「これからが面白い。見守るしかない」と語ったように難解な終盤に突入したが、最後は藤井棋聖が逃げ切った。
6連覇が懸かる藤井棋聖に対し、師匠の米長邦雄永世棋聖が着用していた和服でタイトル戦初対局に臨んだ杉本六段。開幕局は藤井棋聖に軍配が上がった。
藤井棋聖の話
「中盤は一手ごとに難しく、終盤では大事なところでミスが出たので、次局に向けて修正していきたい」
杉本和陽六段の話
「終盤で選択肢を間違ってしまい残念。次局は後手番なのでより厳しい戦いになるが、精いっぱい準備していきたい」







