【春高バレー】清風が前回王者撃破 コンビバレー結実

【春高バレー】清風が前回王者撃破 コンビバレー結実

 バレーボールの全日本高校選手権第4日は12日、東京・調布市武蔵野の森総合スポーツプラザで準決勝が行われ、清風(大阪)は2連覇を狙った鎮西(熊本)に3−0で快勝した。13日の決勝男子は、清風−洛南(京都)の顔合わせとなった。

 攻めに守りに全力を貫き、センターコートを支配した。清風が2−0で迎えた最終セット、24−21のマッチポイント。主将のエース西川馨太郎(けいたろう)=3年=が豪快なバックアタックを決め、金星を挙げた。

 圧巻のストレート勝ちで、前回大会覇者の鎮西を撃破。初の決勝進出を果たし、西川は「1本1本を粘り強く、清風のコンビバレーができた」と胸を張った。

 王者の強みを封じ、弱みを突いた。守備面では決定力を持つ相手エース水町泰杜(たいと)=2年=に対して愚直に3枚ブロックで対抗。壁を作ってブロックポイントを挙げ、粘って拾い上げた。

 攻撃面は息の合った連係プレーを押し出した。序盤は西川を中心に中央から強打を繰り出す。そこにアタッカー工藤有史(ゆうじ)=2年=やセンター山本航世(こうせい)=2年=を交えた時間差攻撃を織り交ぜ、トスを左右に振り分け、相手を翻弄。面白いように得点を重ねた。

 アタックの決定率は相手の38・4%に対して58・3%と圧倒した。全体練習後に1時間の自主練習を重ね、磨いてきたコンビネーション。元日本代表セッターの山口誠監督から薫陶を受けるセッター藤原泰樹(たいき)=3年=は「自主練習は自分たちの気が済むまでやっている」と誇った。

 指揮官は「全員バレーを徹底する」と気迫をみなぎらせた。初優勝まであと1勝。風は吹いている。(吉原知也)


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