天理大、明大の圧力に屈す 全国大学ラグビー

天理大、明大の圧力に屈す 全国大学ラグビー

 12日に秩父宮ラグビー場で行われたラグビーの全国大学選手権決勝で、天理大(関西1位)は明大(関東対抗戦3位、4位枠)に17−22で敗れ、初優勝を逃した。関西勢として34大会ぶりの優勝もならなかった。

 強固なスクラムで押し勝つプランだった天理大に対し、明治大はそれを上回る接点の激しさで襲いかかってきた。「攻めきれなかった。プレッシャーを受けてしまったのが敗因」。主将のフッカー島根は初の頂点を逃し、目に涙を浮かべた。

 開始早々、スクラムを故意に崩す明治大のミスから島根が先制トライ。このまま波に乗るかと思われたが、ノックオンやラインアウトでボールを奪われるなど普段は見られないミスが続出。前半終了間際にゴール前に迫っても得点できず、5−12で折り返した。

 後半も相手の強固な防御に阻まれ、終盤にようやくペースをつかんだものの、2トライ目を奪ったのは後半29分。反撃があまりに遅すぎた。トライ数では並びながら、1PG、1ゴール差が勝敗を分けた。島根は「攻めるときに人数が少なく、いい攻撃ができない。その繰り返しだった」とスコア以上の力の差を痛感した。

 会場には「明治コール」が響き渡った。3年のフランカー岡山は「流れを変えるプレーをしても盛り上がれず、雰囲気にのまれてしまった」。完全アウェーの中での戦い方にも課題が残った。

 試合後、全員で明治大の選手らが記念撮影する姿を目に焼き付けた。強固なFWを支えてきた岡山は「悔しさとふがいなさを感じる。来年、この決勝の舞台で勝つためのラグビーをやっていく」とリベンジを誓った。(岡野祐己)


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