俳優、戸塚純貴(31)が28日、NHK朝の情報番組「あさイチ」(月〜金曜前8・15)にゲスト出演。NHK連続テレビ小説「虎に翼」(月〜土曜前8・0)で自身が演じる轟太一のひげについて語った。

戸塚はこの日、「プレミアムトーク」のゲストとして生出演。轟は、女優、伊藤沙莉(30)が演じるヒロイン、佐田寅子(ともこ)の大学時代の同級生だ。戦後には「轟法律事務所」を同じく同級生の山田よね(土居志央梨)と立ち上げ、弁護士として活躍している。

学生時代は〝バンカラで熱い男〟。破れた学帽に履き込んだ下駄(げた)、立派なひげがトレードマークだ。卒業後も、戦争で徴兵されるまではひげを生やしていたが、戦後復員してからはひげなしで登場している。

戸塚は、この日の放送で、ひげはテープで貼った付けひげではなく、少しずつ束にしたものをのりで〝植え付け〟て自然に見えるようにしたものだと説明。「いま(テレビの)画質がすごい良いので、貼ってると根元が見えるみたいで」と戸塚。滝藤賢一(47)が演じている最高裁判所家庭局長、多岐川幸四郎のチョビひげも「(同じ)だと思います」という。

自然にみえる半面、役者にとっては大変なようで「すごい落ちる、毛がいっぱい抜けるんです。だから食堂でご飯食べてるときとかも、ひげと一緒に食べてるようで…」「かゆいときや鼻に入ることも」と、戸塚は撮影時を思い出して笑った。

あさイチ最後の視聴者の質問コーナーで「轟は学生時代と弁護士時代で格好ががらっと変わりましたが、演じる上での気持ちの変化はありましたか? なんだか雰囲気が柔らかくなった気もします」という質問メールを紹介された戸塚は、うなずきながら反応。

「とってもステキなことを言ってくださいました。ひげは轟にとっては鎧(よろい)みたいなものなのかなと。監督ともそれをお話ししていて。なので、それがなくなったのと同時に、なんとなく雰囲気が変わったのかなと思います」と答えた。