日本アマチュアゴルフ選手権第4日(28日、兵庫・広野GC=7210ヤード、パー72)降雨によるコースコンディション不良で最終ラウンドが中止となり、通算7アンダーで首位に並んでいた15歳の松山茉生(まお)=福井工大福井高1年=と山下勝将(まさゆき、21)=近大4年=のプレーオフのみが行われ、松山が2ホール目のパーで制し、初優勝を果たした。

高校生に屈した山下勝将は「悔しいです」と絞り出すように話した。1ホール目の10番(パー4)は先にバーディーを決めたが、松山に入れ返され、続く11番(パー4)でカラーから4メートルの〝パーパット〟に失敗。同じJGAナショナルチームのメンバーで、岩井ツインズの弟・光太(日体大)が〝友情キャディー〟を務めたが、悲願の日本一には届かず。応援に訪れた、パリ五輪代表に決まった1歳上の姉・美夢有は「残念です」と話した。