今夏のパリ五輪代表選考会を兼ねた陸上の日本選手権は27日から4日間、新潟市のデンカビッグスワンスタジアムで開催される。男子200メートルで昨年覇者の鵜沢飛羽(とわ、筑波大4年)は、パリ五輪の参加標準記録である20秒16の突破を見据えた。5月のセイコー・ゴールデングランプリではゴール直後に転倒し、脳振盪(しんとう)を起こした。2週間ほど走れなかったが、初の五輪選考レースへ「ぎりぎり間に合って、勝負できる。参加標準記録の突破はずっと狙っている」と気負わずに臨む。