ボクシング 那須川天心、プロ公式戦54戦目で初の全裸で計量クリア 「予備計量したときに200アンダーだったんで」と苦笑い
サンケイスポーツ6/7(土)16:18

パンツを脱いで再度乗り直す那須川天心(撮影・蔵賢斗)
プロボクシング興行「Prime Video Boxing13」(8日、東京・有明コロシアム)の前日計量が7日、東京・後楽園ホールで行われた。セミファイナルのバンタム級10回戦は、WBC世界同級1位の那須川天心(26)=帝拳=がリミットより100グラム軽い53.4キロ、WBA世界同級6位のビクトル・サンティリャン(29)=ドミニカ共和国=がリミットの53.5キロでパスした。
那須川はキックボクサー時代を含めてプロ公式戦54戦目で、初めて全裸で計量をクリア。苦笑いを浮かべた。「いつもギリギリで(体重計に)乗りたいんですけど、予備計量したときに200(グラム)アンダーだったんで、200(グラム飲み物を)飲んだ」と説明。少しだけ飲みすぎてしまったようだ。
応援グッズのボクシンググローブの形をした「気持ち御守」を首からぶら下げ、「光るリストバンド」を左手首に着けて体重計に乗ったが、わずかにオーバー。お守りを外して乗り直しても超過しており、リストバンドを外し、大きく深呼吸して再び乗り直したがリミットに到達せず。苦笑いしてパンツを脱ぎ、ようやくリミットを下回った。最後に少しミスをしたが減量は「めちゃくちゃ順調でしたね。今までで一番」と問題がなかったという。
那須川の直後に体重計に乗ったサンティリャンも全裸になってクリア。その後のフェースオフでは15秒間にらみ合った。那須川は「目線合わすぞみたいなこと(ジェスチャー)をやってきたんで、『当たり前だろ』っていう感じで、一切視線をそらさずに向き合いました。すごい気持ちは伝わってきて、向こうから仕掛けてくるタイプの人とやったことがなかったんで、ちょっと試合がどうなるか楽しみですね」と武者震いした。
世界前哨戦として世界ランカー対決に臨む。試合前の心境については「そこまで別に変わることはないです。やるべきことをやってきたのを出すだけですし」と大舞台には慣れており、平常心を保っている。
観戦チケットは完売し、当日券の販売もない。約1万人収容の会場は満員が予想される。「お客さんも今回も満員ですし、チケットも売り切れましたし。統一戦もやっていく中でのセミファイナルなんで、そことも比べられると思う。しっかりと自分の中の最大限を出して、少しでも那須川天心、次(世界戦に)いけるんじゃないかと思われるような試合をしますので、注目しといてください」とWBC王者の中谷潤人(27)=M・T=と、IBF王者の西田凌佑(28)=六島=が対戦するメインイベントの王座統一戦を意識した。
さらに、「四天王がいるんで。僕の中ではRPGゲームだと思っているんで。四天王を倒して。でも、四天王を倒したところでゲームって終わんないじゃないですか。今回の試合に勝つことによって、ジムリーダーを全員倒したみたいな。四天王と闘う権利を得るみたいなもんなんで。1個、1個面をクリアしなきゃいけないんで、全部バッジをそろえるっていうのが今回の試合かなと」。
来場予定のWBO王者の武居由樹(28)=大橋=と、WBA休養王者の堤聖也(29)=角海老宝石=を含めた4人のバンタム級の日本人世界王者を四天王と表現した。順調ならば11月末に初の世界戦に臨む計画。快勝して世界戦の権利をゲットする。
興行はアマゾンの動画配信サービス「プライム・ビデオ」で午後5時から独占生配信される。プロ戦績は那須川が6戦6勝(2KO)、サンティリャンが15戦14勝(5KO)1敗、中谷が30戦30勝(23KO)、西田が10戦10勝(2KO)、武居が11戦11勝(9KO)、堤が15戦12勝(8KO)3分け。(尾﨑陽介)











