サッカー女子日本代表「なでしこジャパン」は10日、千葉県内でパリ五輪に向けた合宿3日目を行い、なでしこリーグ1部(2部相当)宮崎と30分×3本の練習試合に合計5―0で勝利した。FW浜野まいか(20)=チェルシー=は2本目に左FWで出場。開始直後に得点し、アピールした。

W杯の悔しさをバネにパリ五輪で飛躍する。20歳のFW浜野が電光石火のゴールを決め、定位置争いで存在感を示した。

「オフサイドにもかからずうまく抜け出せた。きっちり決められた」

練習試合2本目。宮沢に代わって左FWの位置に入ると、開始2分だ。後方からの縦パスに抜け出し、GKの位置を見極め冷静にネットを揺らした。チームは2本目で最多3得点。浜野が攻撃を活性化させた。

8強に終わった昨夏のW杯。当時19歳だった浜野は開幕直前に左肩を脱臼し、失意の離脱となった。「自分と向き合う大切な時間になった。メンタル面で成長できた」。手術、リハビリを経て昨年12月に復帰。チェルシーで成長を続けている。

6月のスペイン遠征でのニュージーランドとの第2戦でも後半から出場し、15分間で2得点。早い時間で得点を奪える裏には「最初の5分で爆発的なアクションをかけることで(相手が)後ずさりする」というチェルシーでの教えが生きているという。欧州で駆け引きを覚えた20歳が、五輪の舞台でゴールを量産する。(一色伸裕)