【球界ここだけの話(1359)】ソフトB・上林が“甲子園の魔物”を感じた5年前 仙台育英と浦和学院が再び激突

【球界ここだけの話(1359)】ソフトB・上林が“甲子園の魔物”を感じた5年前 仙台育英と浦和学院が再び激突

 100回大会で盛り上がる夏の甲子園は熱戦が続く。56校の大トリで12日に登場する2校の対戦も注目カードだ。仙台育英(宮城)と浦和学院(南埼玉)。両校は5年前の2013年にも1回戦で激突。ソフトバンク・上林誠知外野手(23)は仙台育英の4番で出場していた。

 「思い出ですか? まったく打てなかったことですね。浦学がセンバツで優勝していて、うちは神宮大会で優勝していたんですよね」

 同年春のセンバツ優勝と前年秋の神宮大会優勝。秋春の全国王者が初戦でぶつかった。結果は浦和学院の好投手・小島和哉(早大に進学)がまさかの乱調。180球を超えた九回途中で左足のけいれんにより無念の降板となり、11−10で仙台育英がサヨナラ勝ちした。一回に6点を奪って5点リードも、三回に8失点。六回に4点差を追いつくという激闘になった。大会屈指の強打者の上林は5打数無安打で3三振。“甲子園の魔物”を感じた試合だったという。

 「やっぱり雰囲気ですよね。プロ野球の声援とは全然違います。球場中が一気にワーッとなるというか。あれは慣れてないと無理ですね。最初にたくさん点を取ったのに、途中でこっちがおかしくなっちゃいました。何でもないセンターフライを落としたり」

 同戦は互いの強力打線が力を発揮したのはもちろん、ミスも目立った。4万人を超える観衆の中で行われた注目の一戦。爆発的な歓声に実績も経験も豊富な両校、現在プロで活躍する男でさえも飲み込まれた。

 「あんな試合になるとは思いませんでした」

 メンバーは違うが、5年前の再戦。後輩を応援しつつ「でも、浦学の応援も好きなんですよね」と笑う上林は埼玉出身。中学時代は「浦和シニア」に所属していた。「いい試合をしてもらいたいです」。今回も予想もできない展開が待っているのだろうか。(安藤理)


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