友風が吹いている!休場の兄弟子・嘉風のため5連勝/名古屋場所

友風が吹いている!休場の兄弟子・嘉風のため5連勝/名古屋場所

 大相撲名古屋場所5日目(11日、ドルフィンズアリーナ、観衆=7492)平幕友風(24)が妙義龍(32)を小手投げで破り、自身初の初日から5連勝を飾った。右膝手術のため休場した兄弟子、嘉風(37)の思いも背負って快進撃を続ける。白鵬(34)と鶴竜(33)の両横綱と平幕照強(24)の4人が5戦全勝。今場所から大関復帰の栃ノ心(31)は朝乃山(25)に寄り切られ、5連敗を喫した。

 183センチ、180キロの恵まれた体が一段と大きく見える。友風は前日、入幕3場所目で初めて初日からの4連勝。この日も勢いは止まらない。

 「弱気が出てしまったが、勝ったので良かった。上手を取らせず前に出た結果」

 日体大の8学年先輩でもある元関脇の実力者、妙義龍に立ち合いから右を差され、後退させられた。そこから左で抱えて前に出ると、最後は渾身(こんしん)の力で相手の上体を起こして、素早く小手投げでたたきつけた。支度部屋では「小手投げって何ですか。初めて聞きました」と報道陣に問いかけるほど、本人の頭にはなかった技だった。

 快進撃の原動力は、“兄”の存在だ。「兄弟子と弟弟子、先輩と後輩というより本当の兄弟」。そう慕う日体大の13学年先輩で幕内最年長の嘉風は、右膝を手術して休場。その兄弟子から「俺の分も頑張ってくれ」と激励を受けて、今場所に臨んでいる。

 東京に残ってリハビリを続ける嘉風からは毎日、部屋宿舎と会場の行きと帰りに電話がかかってくる。車中で約20分ずつの会話で「行きはその日の取組のアドバイス、帰りは反省」。だが、まるで“恋人同士”かのような言葉を掛けられることもあるという。

 「今の俺からしたら、お前が全てだ」「周りは(連勝に)驚いているかもしれないけど、俺は驚かない。俺はお前のことを知っている」

 派手さはないが平成29年夏場所の初土俵以来、2年間も負け越し知らず。じわじわと地力を高めてきた友風が、中盤以降も兄からの“ラブコール”を受けて旋風を巻き起こす。 (月僧正弥)

日体大の後輩、友風に敗れた妙義龍「ねじ伏せられた。四つになったら自分は弱い。足が止まってはいけない」

友風 勇太(ともかぜ・ゆうた)

 本名・南友太。平成6(1994)年12月2日生まれ、24歳。川崎市出身。尾車部屋。向の岡工高で相撲を始め、日体大を経て平成29年夏場所で初土俵。30年九州場所新十両で優勝。31年春場所に新入幕。最高位は西前頭7枚目。幕内戦績は22勝13敗(3場所)。生涯通算87勝34敗(14場所)。得意技は突き、押し。趣味のピアノは音大入学を目指していたほど。183センチ、180キロ。


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