26日に岡山市で開かれる第74回全国植樹祭で、岡山県内の高校生4人が記念式典などの進行を担当する。正確でスムーズな運営を行い、出席者に感動を届けようと準備を進めており「口調や表情に気持ちを込めて表現したい」と意気込んでいる。

 担当するのは、いずれも3年で朝日高の山本舞さん(17)、明誠学院高の峯本涼さん(18)、就実高の鈴木蘭乃(らない)さん(17)、玉島高の森永愛琉(あいる)さん(17)。昨年秋に開かれた県高校総合文化祭放送文化部門発表会のアナウンス部門と朗読部門で、それぞれ優勝と準優勝に輝いた。

 当日は総合司会を務めるRSK山陽放送の岡田美奈子アナウンサー(29)と一緒に、出席者紹介やプログラム内容の説明、表彰者の読み上げなどを行う。18日の総合リハーサルでは、会場のジップアリーナ岡山で発声や音楽と合わせるタイミングといった細部を確認した。

 「進行担当は最高のご褒美」と鈴木さん。峯本さんは「不安より挑戦したい気持ち」と話す。岡田アナウンサーのアドバイスや練習で自信もつけ、山本さんは「誰にでも分かりやすく」、森永さんは「一言ごとに思いを込めて」と本番を楽しみにしていた。

 岡田アナウンサーは「分量が多いのに、よどみなくできて素晴らしい。読むのではなく、伝えるという気持ちを忘れずに」と励ました。