明治安田J2第20節最終日(16日・えがお健康スタジアムほか=8試合)前節6位のファジアーノ岡山はアウェーで同16位熊本を1―0で破り、3戦ぶりに勝利した。0―0の後半追加タイムにクラブ通算700点目となるメモリアルゴールを末吉が決めた。チームはリーグ後半戦を白星でスタートし、勝ち点34(9勝7分け4敗)で5位に浮上した。

 1試合消化の少ない長崎は、仙台と2―2で引き分けて4連勝を逃した。首位清水と3差の勝ち点40で横浜FCと並び、得失点差で2位。山口は群馬に1―0で競り勝った。

岡山1―0熊本

前半0―0

後半1―0

 【評】ファジアーノ岡山は土壇場で決勝点を奪った。後半追加タイム4分、左サイドの末吉のシュートが相手に当たってコースが変わり、そのままゴールに吸い込まれた。前半からボールを握り、中央やサイドから多彩な攻撃を展開。再三の逸機が続いた中で最後に執念が実った。DF陣はコンパクトな陣形を保ち、4試合ぶりの無失点。

 熊本はGK田代が好セーブを見せたが、踏ん張りきれなかった。