岡谷市で2日朝、登校中の小学生の女子児童がランドセルを奪われた事件で、警察は3日、女子児童を連れ去ろうとした疑いで住所・職業不詳の男を逮捕しました。

未成年者略取未遂の疑いで逮捕されたのは、住所・職業不詳で、自称タカハシ ナオキ容疑者です。

調べによりますとタカハシ容疑者は、2日朝、岡谷市湊(みなと)の路上で、登校中の小学生の女の子を連れ去ろうとした疑いが持たれています。

女の子が大声を出すなどして抵抗したため、タカハシ容疑者はランドセルを奪ってその場を立ち去ったということです。

女の子にけがはなく、その後、ランドセルも発見されました。

警察では、目撃情報などをもとに男の行方を追っていましたが、2日夜、諏訪市内で1人でいたところを発見し、3日午前4時半過ぎに逮捕しました。

3日朝、地元の小学校では通学路で警察やボランティアが見守りを行うなどして警戒するなか、車で送ってもらう子どもたちもいました。

周辺住民:
「地域全体で子どもを見守らなければいけないと思いますし、本当に捕まってよかったです」

周辺住民:
「本当に良かったです。これから女の子のケアが大事じゃないかなと思います」

警察は、タカハシ容疑者の認否について、明らかにしていません。

また、現場周辺では不審者の目撃情報が相次いでいたということで関連を調べています。