静岡県掛川市の工場で、有害物質を吸い込んだとみられる女性従業員が体調不良を訴えました。

4月25日午後3時頃、上土方工業団地内の工場で「従業員がシアン化合物とアルカリガスを吸い込んだ」と別の従業員から消防に通報がありました。

消防によりますと、従業員の女性が工場内で廃棄してあったポリタンクを誤って開けてしまい、有害物質の「シアン化合物」や「アルカリガス」を吸い込んだということです。

女性はふらつきや頭痛、めまいなどを訴えていますが軽症だということです。

この工場を持つ会社は医薬品の開発などを手掛けていて、消防と警察はポリタンクの中に何が入っていたのかなど詳しく調べています。