ハウス食品グループは静岡工場で発電した電力を全国のグループ会社などに融通するシステムを構築し、静岡県袋井市で5月15日、運用開始の記念式典を開きました。

2024年4月に運用を始めたシステムはハウス食品の静岡工場内に発電設備を置き、電力などをグループ8社18拠点に融通します。二酸化炭素の排出量削減を目的としています。

運用開始の記念式典には、ハウス食品グループの浦上博史社長とシステムを提供するJFEエンジニアリングの福田一美社長などが出席しました。

石油や石炭を使わず、ガスのみで発電することでCO2排出量を16.3%削減し、静岡工場のエネルギー使用量も21.5%削減できる見込みです。

また、発電機から出る熱で「蒸気」と「温水」を作り、パウチ製品の殺菌などに再利用するということです。