再審=裁判のやり直しについて定める法律を改正しようと発足した超党派の国会議員連盟が5月16日、都内で4回目の会合を開きました。

<自民党 柴山昌彦衆院議員>
「わたくしたちは国際的な批判を受けることのない公正な再審法改正を1日も早く実現できるよう全力を尽くしていく」

再審をめぐっては、いわゆる「袴田事件」をはじめ、やり直しの裁判が開かれるまでに時間がかかりすぎるとして、制度上の不備が指摘されています。

再審の法律改正を目指す超党派の議員連盟では今回、台湾の弁護士会の尤美女理事長からヒアリングを行いました。

台湾は再審の法律について、この10年間で2度の改正を実現していて、当時国会議員として主導的に関わっていた尤理事長は、どのような経緯で法改正を実現したかなどを説明しました。

会合の最後には「与野党が参加するこの議員連盟は日本においても法改正を実現する大きなチャンスだ」と述べました。