<井手春希キャスター>
「選挙戦、最終盤の情勢について県政キャップの坪内記者に聞きます」

SBS

<坪内明美記者>
「こちらは政党の支援、推薦を受けた3人の候補者ですが、選挙戦は与野党対決の構図となっています。SBSの電話調査やこれまでの取材では、立憲民主党や国民民主党が推薦する鈴木さんと、自民党が推薦する大村さんが激しく競っていて、共産党公認の森さんが追う展開です」

SBS

<井手春希キャスター>
「それぞれの戦い方はどうですか」

SBS

<坪内明美記者>
「鈴木さんを推す立憲民主党や国民民主党はそれぞれの代表がマイクを握っていて大物議員も続々と県内入りしてます」

SBS

「一方、大村さんを推す自民党は、上川大臣が2週連続で応援に駆け付ける一方、『裏金問題』の逆風を受け党幹部は表立って活動せず水面下で動いています。

SBS

「共産党にとって11年ぶりの公認候補となった森さんのもとにも国会議員が応援に訪れ、与野党対決の構図を前面に打ち出してます」

<井手春希キャスター>
「戦い方には違いがありますが、訴えはどうでしょうか?」

SBS

<坪内明美記者>
「大きな争点になっているリニア問題については訴える内容が変わってきた候補もいます。鈴木さんは選挙中盤戦に大井川を視察しながら、川勝前知事を継承する姿勢を前面に押し出すなど水や自然環境の保全を強調してます。大村さんは「1年以内に結果を出す」と明言していましたが、岐阜県で井戸などの水位が低下した問題を受けより慎重に対応していく主張に切り替えました。一方、リニア批判票の受け皿を目指す森さんは、当初から水と環境を破壊をするとしてリニアを中止をすべきという主張を貫いています」

SBS

<井手春希キャスター>
「選挙戦もあと1日ですが最後まで熱戦が続きそうですね」

<坪内明美記者>
「今回は政党の推薦があっても内部では意見が分かれ、支持者が入り乱れています。『自主投票』を決めた公明党の動きなども含め情勢はまだ流動的です」

<井手春希キャスター>
「投開票はあさってですが投票率はどうでしょうか」

SBS

<坪内明美記者>
「前回は52.93%でした。期日前投票は前回を下回る数字で推移していますが無党派層の動き次第では前回並みの投票率に近づく可能性はあるとみられます」