静岡県焼津市の大崩海岸にある県道416号の浜当目トンネル付近で7月2日、斜面が崩れているのが見つかり、現場付近は全面通行止めとなっています。

静岡県島田土木事務所によりますと、焼津市の大崩海岸で、浜当目トンネル上部の山側の斜面が崩れていると7月2日午後、漁船関係者が海側から見つけ、焼津市役所に連絡したということです。

また、斜面の崩落との関係は不明ということですが、トンネル内の一部では亀裂も確認されているということで、県道416号は2日午後8時45分から浜当目トンネル(焼津市小浜〜浜当目)が全面通行止めになっています。

島田土木事務所では、3日午前中にドローンを飛ばし、土砂の崩落状況や被害状況を確認したところ、3日夕方の時点で崩落の規模は幅170m、高さ90mに及んでいるということです。

この崩落で人的な被害や孤立集落はないということです。

県では安全確保のため、当面の間、浜当目トンネルは全面通行止めにするということで、交通情報を確認するとともに、国道150号などへの迂回を呼び掛けています。